葉酸の効果
葉酸は体のあちこちに働きかけ、正常に機能するのを助ける働きがありますが、実際の葉酸の効果にはどのようなものがあるのでしょうか?
葉酸はビタミンB12とともに造血のビタミンと呼ばれ、赤血球の生成に深く関係があります。
葉酸が不足すると赤血球の数が減ったり、間違った遺伝情報を持つ赤血球が作られたりします。
その結果、悪性貧血になり、頭痛やめまい、吐き気など様々な症状が出てきます。
葉酸の量が十分あることによってこの悪性貧血を防ぐことに効果があるのです。
また葉酸は神経細胞の働きの維持に一役買っています。
リン脂質に覆われた神経細胞は、正常な信号伝達が保たれていますが、活性酸素の影響でこのリン脂質が壊されてしまうことがあります。
葉酸はこの破壊されたリン脂質を修復するため効果を発揮し、様々な神経伝達障害の発生を防ぐことにつながります。
そして、二分脊椎発症リスクを低下させる効果があります。
これが妊娠と葉酸が深く関わりがあると言われる所以です。
二分脊椎とは、生まれつき脊椎の癒合が完全に行われず、一部が開いたままの状態であり、主に腰椎、仙椎に発生し、深刻な症状を発症します。
神経管閉鎖障害の一つで母体内で胎児が脊椎を形成する時に何らかの原因で起こります。
葉酸は核酸やタンパク質の合成をし、正常な遺伝情報を持つDNA細胞の生成に深くかかわりあいがあるため、盛んに細胞分裂が行われ、細胞が成長する妊娠初期に葉酸を十分摂ることで、二分脊椎が起こる確率を低減するのです。
最も効果的なのは妊娠する以前からの摂取であり、妊娠希望の女性は日ごろから積極的に摂りたい栄養素です。
また葉酸は妊娠前や妊娠初期のみならず、細胞の生成が活発に行われる成長期の子供にも積極的に摂ってほしい栄養素です。
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